ゴッチの教養館
日頃感じた雑学の疑問を誰も教えてくれないから自分で調べました
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厚生労働省が昨日、国民の平均寿命を発表した。女性のこれが85才を越えたという。この平均寿命、
過去にわたる国民の病死による死亡時の年齢を平均した単純な統計などではない。現在から未来へ
の食糧事情や医学の進歩を考慮して計算された予想上の死亡年齢の平均である。しかも対象は今年
生まれた0歳児。つまり、今40才の女性が85才までの差、残り45年を平均的に生きられるかという問い
の答えは、勿論「NO」である。0歳児以外の場合は「平均余命」という言い方で各年代別に発表されてい
る。「AIDS、SARSや狂牛病、そしてO-157など新種のウィルスや病原菌はそもそも平均寿命を引き下げ
る要因には成り得ない」という結論結果なのであろうか。
金融機関の営業時代、私は年金受給者に対して「長生きして沢山モト取ってね」と、訴え続けた。生命
保険とは逆で不幸にも早死にした人の分が長寿の人に回るシステムみたいな年金制度。ピラミッド型の
組織図が成り立ってこそのこの制度に、今、少子高齢化の逆ピラミッドの組織構図の問題が浮上してき
ている。子供の数が減って、その一方で長生きの傾向。この傾向は一体何を物語っているのでしょう
か。
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