ゴッチの教養館
日頃感じた雑学の疑問を誰も教えてくれないから自分で調べました
決戦は火曜日・スーパー・チューズデー 米大統領選挙のしくみ(予備選挙・党集会編) 2004/02/
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今年は閏年と言うことで、米大統領選挙の年。米大統領の任期が4年ということは解るが、何故約1
年も前から選挙戦が始まるのだろうか。それはアメリカでは、新しい大統領のもとで、各国大使を含め
た三千七百人あまりの中央官僚の総入れ替えが行なわれるからである。まさにアメリカの政治システム
を根本から変革するといってもいい過ぎではないほどの一大イベントが、米大統領選挙戦なのである。
まず、米2大政党「共和党」と「民主党」が候補者を選びます。今回の場合、「共和党」のブッシュ現・大
統領は再選を目指しているので、「共和党」に対立候補は存在しません。アメリカでは2期まで、大統領
を務めていいことになっているからです。
一方、「民主党」からは10人が候補者に名乗りを上げました。次に、党の大統領候補として、誰がふさ
わしいのか、候補者を絞り込まなくてはなりません。この絞り込みの作業は、州の党の裁量によって選
挙がなされます。こうして、2月のニューハンプシャー州の「予備選挙」、アイオワ州の「党集会」を皮切り
に、各党の統一候補者選びが始まるわけですが、とくに3月上旬の火曜日には、約20州の予備選挙が
集中して行なわれます。したがって、この火曜日に両党の最終候補者の行方がほとんど決まってしまう
ので、この日は特別に「スーパー・チューズデー(決戦の火曜日)」と呼ばれています。もちろん、接戦の
場合は、6月に行なわれるカリフォルニア州予備選挙の結果待ちということになります
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