ゴッチの教養館

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日頃感じた雑学の疑問を誰も教えてくれないから自分で調べました

国際免許証　2005/04/30

　オーストラリアで生活していたときは、日本の免許証で車を運転することができました。と、言っても州によって法律が違うので、私が住んでいたクイーンズランド州での話ですが。
　でも、万一の事故や検問の時に、日本語で表記された免許証で用が足りるはずがないですよね。普通は、外国において自動車を運転する場合は、「国際免許証」が必要です。尚、日本が発給する国際免許証は、道路交通法上「国外運転免許証」と規定されています。
　この免許を取得するのは簡単です。別に、当地の交通法規などを試験されることなどはありません。神奈川県在住の場合は、二俣川の試験場で即時に交付されます。手数料は2650円です。土曜日と祝日だけは行っても無駄足になります。日曜日はOKです。パスポートを忘れてしまって、無駄足になった事もあります。
　記載事項で面白い点は、出生地があることです。私の場合は「TOKYO」ですが、本籍地の「茨城県」はどこにも出てきません。あとは、運転することのできる車両のグレードがA～Eに分別される点です。普通免許はグレードBです。「原付のみ」の国際免許は有り得ません。
　便利そうな制度の免許ですが、２点だけ注意する必要があります。この免許はジューネーブ条約に基づいて交付されるもので、通用するのは加盟国に限られます。２年前に行ったインドネシアは加盟国ではありませんでした。
　有効期間はたったの１年間です。必要であれば、その都度手数料を払って取得することになります。