我が青春のバイクたち

懐かしいバイクが次々と登場します。しかも添付画像付きで。とりあえずは、我
が愛用の歴代・所有バイクから
KZ1300 2005/03/27
 父親や友人から、「カワサキのバイクだけは乗るなよ!」という警告を無視して、買って しまいました。購入したのは、1989年、日本の年号では、昭和から平成に変わった年で す。
 現代とは違って、当時は反・大型バイク・ブームでした。750ccを越える排気量の単車 は、逆輸入で日本に輸送し直して、販売されていました。日本で生産されて、米国やヨー ロッパ大陸に一度は輸送されて、更に日本に運ばれたのですから、輸送費だけでコスト が倍増して中古価格に反映されていました。
 社会人2年目にして、現金70何円也で購入しました。勿論、東京・世田谷にある逆輸入 専用ショップにてです。幸いにも、ドイツ向け仕様車だったので、メーター類はkm表示でし た。マイル表示のメーターであれば、購入に迷ったと思います。
 水平6気筒のエンジンは化け物でした。この角度から撮る写真こそ、その化け物ぶりが 伺えます。ホントは同じ6気筒エンジンの「ホンダCBX1000」が欲しかったのですが、既に プレミアが付いてオーバー100万円の中古価格相場でした。
 親父や友人の忠告通り、故障部品の調達には半年以上の月日を要しました。車両重 量もナント400kgを越えていました。センター・スタンドは2人がかりでやっとでした。燃費も 6km/lがせいぜい。そのため、タンク容量も27Lと、軽自動車並です。水冷エンジンも、日 本の渋滞道路ではオーバー・ヒートのしっぱなしでした。
 デメリットだらけの単車でしたが、当時としては、とてつもない排気量と図体のでかさが 注目を集めていました。近所を走っていても、通行人が必ず振り返ったモノです。今で は、オーバー750CCは当たり前ですから、そんなことは有り得ません。
 かの有名なハーレーが1200CCですから、それより100CCの排気量を上回った世界一 の大排気量バイクでした。「これを極めれば、バイクはもう引退・・・」。そんなオーナーも 少なからずは居たのではないでしょうか。

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