我が青春のバイクたち
懐かしいバイクが次々と登場します。しかも添付画像付きで。とりあえずは、我
が愛用の歴代・所有バイクから
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父親や友人から、「カワサキのバイクだけは乗るなよ!」という警告を無視して、買って
しまいました。購入したのは、1989年、日本の年号では、昭和から平成に変わった年で
す。
現代とは違って、当時は反・大型バイク・ブームでした。750ccを越える排気量の単車
は、逆輸入で日本に輸送し直して、販売されていました。日本で生産されて、米国やヨー
ロッパ大陸に一度は輸送されて、更に日本に運ばれたのですから、輸送費だけでコスト
が倍増して中古価格に反映されていました。
社会人2年目にして、現金70何円也で購入しました。勿論、東京・世田谷にある逆輸入
専用ショップにてです。幸いにも、ドイツ向け仕様車だったので、メーター類はkm表示でし
た。マイル表示のメーターであれば、購入に迷ったと思います。
水平6気筒のエンジンは化け物でした。この角度から撮る写真こそ、その化け物ぶりが
伺えます。ホントは同じ6気筒エンジンの「ホンダCBX1000」が欲しかったのですが、既に
プレミアが付いてオーバー100万円の中古価格相場でした。
親父や友人の忠告通り、故障部品の調達には半年以上の月日を要しました。車両重
量もナント400kgを越えていました。センター・スタンドは2人がかりでやっとでした。燃費も
6km/lがせいぜい。そのため、タンク容量も27Lと、軽自動車並です。水冷エンジンも、日
本の渋滞道路ではオーバー・ヒートのしっぱなしでした。
デメリットだらけの単車でしたが、当時としては、とてつもない排気量と図体のでかさが
注目を集めていました。近所を走っていても、通行人が必ず振り返ったモノです。今で
は、オーバー750CCは当たり前ですから、そんなことは有り得ません。
かの有名なハーレーが1200CCですから、それより100CCの排気量を上回った世界一
の大排気量バイクでした。「これを極めれば、バイクはもう引退・・・」。そんなオーナーも
少なからずは居たのではないでしょうか。
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